目上の方に対して「ご苦労様」は使わないことを日頃から心掛けておくと、言葉遣いのミスを防ぐことができますが、相手が目下の人であっても、「ご苦労様」とは言わずに別の言葉を掛ける工夫を習慣にしておくと、語彙が増えるというメリットも得られます。 一方、「お疲れ様」は身分や年齢に関係なく使える言葉として一般的に用いられます。
18意味でも解説しましたが、「ご苦労」は昔君主から家臣に向けて使われていました。 これが、戦後になり芸能界から一般の社会へ広がっていく中で、上から下のベクトルを持たない、目上にも(もちろん目下にも)使われる挨拶言葉として定着していったのではないか、と言われています。 「お疲れ様」という名詞句に「で」という助詞を加え「ございます」という丁寧語で成り立っています。
1その研究では、ご苦労様という言葉の使われ方が推移した背景として、大衆小説の普及や、軍隊の目上の人から目下の者につかわれ、それが「ご苦労さまとは上司が部下に使う言葉」として 誤認識されていったのではないか、と推測されているのです。
9さらに、「上記のことが 現代の上下関係が厳しいところ、すなわち会社などで、目上の人には使ってはいけない言葉とされているのではないか」との記述がありました。 ちなみに、敬語という概念は他の国では珍しいので、外国人には中々理解しがたいようです。 「御疲れ様」「お疲れさま」とも 「お疲れ様」の表記には、「お」を漢字にした「御疲れ様」、「様」をひらがなにした「お疲れさま」などがありますが、意味は同じです。
16従って、お答えは「どこかのマナー講師・評論家が言い始めたから」がお答えになります。 そして「お勤めご苦労様です」の場合は、丁寧表現を取ると「勤めは苦労だったな」あたりが少々無理がありますが考えられる表現で、少し丁寧にすると「お勤めご苦労」、もっと丁寧にすると「お勤めご苦労様です」となっていきます。
15」 「苦労」の敬語表現には「ご」がつくこともある 「苦労する」と目上の人に尊敬語で言うときには「苦労」という言葉に丁寧さを出すことができる「ご」をつけて「ご苦労なさる」という形で使われることもあります。 」使用する際に使ってみてくださいね。
その中で変な表現が一般的になったり、元の表現に戻ったり、様々な変遷をみせているわけです。 「お客様に喜んでいただけると苦労いたしました甲斐がございます。
意味だけを考えると「お疲れ様です」も失礼になると言えますが、「お疲れ様です」は、挨拶の言葉として使われている場合がありますので、挨拶の言葉として使う場合は、「お疲れ様です」であれば、マナーとして問題はありません。
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