実際、デジタル人民元が流通するようになった場合、現実にはこれまで通りAlipayやWeChatPayを介してそれを使う利用者が大半だとみられる。 例えば、現在でも私は自分の中国工商銀行の口座から、自身のAlipayやWeChatPayの口座に適宜、お金を移し、日常の支払いに利用している。 このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。
11このデジタル人民元は、深セン市内の決められた地域の商店や飲食店など約3400の店舗で利用できる。
一方で、微信支付(WeChatpペイ)や支付宝(アリペイ)の決済・振り込みはバックグラウンドで引き続き銀行カードとの紐付けが必要だ。
18このため、銀行はフィンテックに対抗する力を取り戻すとレポートは予測。 また一方で、ブロックチェーンの「看板」を掲げた違法な資金集めがしばしば発覚している。 今のところ人民元は国民からの信認も低く常に資本流出の懸念にさらされている。
11法定デジタル通貨である強み しかしながら、リブラが民間主導であるのに対して、中国のデジタル人民元は中国政府がバックです。
その結果、どうなるか? 経済活動の利便性・選択肢が広がることそうだが、我が国にとっても無視のできない、アメリカによる国防戦略に大きな変革が迫られることになる。 何が変わって、何は変わらないのか。