ですがね、近江屋さんがずいぶんと仲間内を盛り立てて立て直しを図ってくだすったんですよ。 実は惣右助の姉は、惣右助の実の父によってかつて吉原に売られてしまいました。
頼りになるしかっこいいし、これは恋も芽生えてしまいますよね。 怒りが収まらない惣右助。 吉原の女同士のドロドロした争い…というよりは、吉原を舞台とした爽やかで美しい恋愛漫画といった様子です。
14すべては両親を殺した敵を見つけるために。
中村の考えは的中し、中村は朱音の両親を殺害した犯人ではありませんでした。 そして棒で殴られ倒れる犯人。 利一は代わりに女郎の情報を集めることになりました。
5そしてついに不正の証拠の帳簿を手に入れると、朱音と話をするために中村が直々に曙楼にやってくるのです。 それ以来惣右助は武家が大嫌いになってしまったのだと朱音は知ります。 真犯人の元許嫁・誠二郎を捕らえ全ては終わったかに見えた…。
16次号はとうとう本編のクライマックスで、朱音と惣右助がどんな決着をつけるのか気になります。 これまで1人で探してきたけれど、朱音を敵娼にすると決めたため他の見世に出入りするのが難しくなってしまった惣右助。
1芝居の中じゃ時代も変えて、敵は足利の家臣ということになっているがーー…実のところは数年前に腹を切った勘ーーーー… 「そこまでだ」 そんな時間に入ってくれたのは真木村先生ーーー…先生は男の右の指をギリギリと握り、絵師が筆を握れなくなったら困るだろう…と少し脅して英水を追いやってくれるのだったーーー…。
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