山田昌弘先生(やまだまさひろ) Profile 中央大学文学部教授。 出生数が100万人には戻らない 政府が少子化対策に力を入れ始めたのは1994年。 2020年9月に発表された、2019年の日本の合計特殊出生率は1. 東京学芸大学教授を経て、2008年より現職。
12未曾有の少子化危機を前に、政府は不妊治療の保険適用や所得制限の取っ払い、不育症に対する助成金など、さまざまな施策を打ち出していますが、実際に、この状況で少子化に歯止めはかけられるのでしょうか。 今、結婚していない男性の4分の3が、年収400万未満です。
8日本の合計特殊出生率は1. このまま、出産を控える動きが続けば、来年の出生数は70万人台となる可能性もでてきたのです。 自立している女性であれば、男性の年収は関係ないのかもしれませんが、そういった女性にとって、結婚という選択をする人は少数です。
31986年同大学院社会学研究科博士課程退学。 愛情やお金を切り口として、親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。
36という数字がその現実を如実に表しています。 36% 未婚率も高くなり、また、子どもを持たない選択をする夫婦も増えています。 お話・監修/山田昌弘さん 取材・文/中西美穂、ひよこクラブ編集部 今後、厳しくなる私たちの生活。
16コロナの影響で未曾有の少子化問題が日本に重くのしかかろうとしています。 不妊治療に対するさまざまな施策をやっていますが、そもそも、少子化の原因の最大のものは、結婚しない人が増えていることです。
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