内田樹の研究室: めぐみ会の講演、ほか

室 の 研究 内田 樹

その後、監禁されていたムッソリーニをドイツの武装親衛隊が救い出して、北イタリアに傀儡政権「イタリア社会共和国」を建て、内戦状態になります。

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内田樹の研究室: めぐみ会の講演、ほか

室 の 研究 内田 樹

ヴィシー政府の要人たちに対する裁判もごく短期間のうちに終えてしまった。 でも、「私がやりました」と言わないというのは、ある意味では「合理的な」ふるまいなのである。 もし、あのときにこうなっていたらというのは、ほんとうに大事な想像力の使い方だと思う。

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加藤典洋さんを悼む

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それは別に何らかの司馬自身の政治的メッセージを伝えたり、歴史の解釈を説いたというより、端的に「肖像を描く」ことをめざしていたと思います。

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「内田樹の研究室」より、「日本学術会議問題について」

室 の 研究 内田 樹

ひとはいまそれですむ世界には、生きていない。 ただ、僕が思ったのは、白井さんと話をしていて、日本人が戦後七〇年間にわたって敗戦経験を否認してきたということは全くご指摘の通りなんだけれども、日本以外の敗戦国ではどうなのか、ということが気になりました。 だから、誰も信じないようなでたらめを言い続ける。

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[B! 貧困] アメリカの新しい論調から「ベーシックインカムについて」

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一九四三年七月に、反ファシスト勢力が結集して、国王のヴィットーリオ・エマヌエーレ三世が主導して、ムッソリーニを20年にわたる独裁者の地位から引きずり下ろしました。

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[B! COVID

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司馬が「国民作家」と見なされるのは、近代日本が供養し損なった幕末以来の死者たちを、彼が独力で供養しようとしたからです。 でも、違います。

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「内田樹の研究室」より「道徳について」

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比較敗戦論のために - 内田樹の研究室 2019-03-20 2019年度の寺子屋ゼミは「比較敗戦論」を通年テーマにすることにした。 海外にあってアメリカの世界戦略に反対している人間にとっては、彼らこそがアメリカにおける「取りつく島」であった訳です。 それは必ずしも名声ともセールスとも関係がない。

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