下には思ひくだくべかめれど、誇りかにもてなして、つれなきさまにしありく。 (でも)ほんとにこうも地の底に通るほどの雹が降り、雷のやまないことは(都では)ございませんでした。 転じて、一般に兄弟姉妹。
心もとながりあへり・・・一同いらだたしく思っている。 思えば悲しいことです。
」とお思いになるので、 昼は何くれとたはぶれごと うちのたまひ紛らはし、 つれづれなる ままに、いろいろの紙を継ぎ つつ手習ひをし 給ひ、 うちのたまひ=ハ行四段動詞「うち宣ふ(うちのたまふ)」の連用形。
これはただいささかなるものの報いなり・・・このたびの不運はほんのちょっとしたこと(罪)の報いである。 (私を)憎みなさいますなよ。
ちょうど。
つれなきさまに・・・何でもない平気な様子で。 あやしき所・・・見苦しい所。