しかし、期待とは裏腹にWRCでは鳴かず飛ばず……。 3kgという軽さで、加速性能ではスカイラインGT-R(BNR32)に迫る速さを見せた。
それぞれ別のラインで燃料を送り、デリバリーパイプの直前で1本にまとめられる。 最終戦のRACラリーではワークス参戦を果たしたものの、総合8位に入るのがやっと。
ベーシックなグレードと変わらぬ表情を持つ3ドアハッチバックの日産 パルサー GTI-Rだが、230馬力を発生させる直列4気筒2000ccターボエンジンを搭載し、前後の動力配分50:50のビスカスLSD付きセンターデフ式四輪駆動(アテーサ)を採用。 このランチアデルタの成功を目にして、「ラリーの日産」の復権を目指して開発されたのが、パルサーGTI-R。
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