締め付けトルクと締付け力(軸力)の関係 締め付けトルク と 締付け力( 以下軸力とする ) は以下の関係式で求めることができます。 締付けて長時間放置(数か月、数年)した時・・・締付けたトルク以上のトルクが必要 締め付けたばかりのときは、摩擦している部分がまだ安定していない(馴染んでいない)と思われますが、長時間立ったねじは腐食や熱による接触面のかじりなどが考えられます。 ねじの区分け• ねじに振動や衝撃が繰り返し加わりゆるみ方向に回転する 回転以外による緩み ねじが回転以外で緩むとは下記のような状況が考えられます。
7ただし、締め付けトルクと軸力は必ずしも一定の関係ではない(ねじ座面の摩擦、締め付け速度、繰り返し使用等によっても変わる)事に注意が必要です。 左ねじを使用するとき• 2 44 59 M12 42 21 76 100 (M14) 68 34 120 166 M16 106 53 190 255 (M18) 146 73 270 350 M20 204 102 370 490 (M22) 282 140 500 670 M24 360 180 650 860 (M27) 520 260 940 1240 M30 700 350 1260 1700 (M33) 960 480 1750 2300 M36 1240 620 2250 3000 (M39) 1600 800 2900 3800 M42 2000 1000 3600 4800 (M45) 2500 1260 4500 6000 M48 2950 1500 5300 7000 (M52) 3800 1900 6800 9200 M56 4800 2400 8600 11600 (M60) 5900 2950 10600 14000 M64 7200 3600 13000 17500 (M68) 8800 4400 16000 21000 用途 一般 電子部品 車両・エンジン 建設 ボルトの材質や用途によってトルクが規定されています。 60 引張破断荷重 N 80 303 588 635 1470 2450 3140 5100 6900 8700 ねじり破断トルク N・m 0. ねじの構造には下記の3つが重要な要素となります。
384 鉄タッピン1種 締め付け力 kg 56 90 124 230 342 510 なべ 2. 相手材の材料が変わった• 20 Jan. 軸力の効果 ねじを締めつけることで軸力が発生するのですが、軸力の効果について整理しておきましょう。 締め付けトルクのうち、9割程度は摩擦により吸収され、実際の軸力となるのは、残りの1割程度です。 ポイント ねじを締めつけると何がおきるのか?といいますと、、、• 強い軸力とねじのゆるみ対策 ここまでで、ねじによって部品を締結させるためには軸力が必要と分かりましたが、実際のところ現場ではねじを締めているはずなのに使用する環境によってはねじが緩んでしまうことがあります。
1実際にねじを締めつけてみるとねじが伸びる感覚が分かると思います。
回転以外のゆるみ 回転による緩み ねじが回転によって緩むとは下記のことです• 8 に対する ReL の値は、計算のためだけ のもので、試験のための値ではない。 30 引張破断荷重 N - 236 440 570 980 1570 2250 3720 5890 7850 ねじり破断トルク N・m - 0. 8 】の強度区分の番号がの場合は、、、• 実際の締付トルクは各社指定値に従ってください。 4 トルクレンチ 無処理または燐酸塩 トルク制限付きレンチ 1. 2 は、削出試験片による試験に適用するものであって、製品そのもの による試験で、これらの値を求めようとすると製品の製造方法又はねじの呼び径の大きさなどが原因で、この値が変わることがある。
14材料の強度区分を用いて、ねじに働く軸力をある値(の範囲)になる様に、締め付けトルクで管理しよう、と言う考えに基づいています。 3 引張破断荷重 N - - - - 106 175 261 482 - - ねじり破断トルク N・m - - - - 0. 右辺の第1項が軸力 Q によって ねじ斜面に働く摩擦力、第2項が ナットと座面との摩擦力によってそれぞれ発生するトルクを表しています。 ねじのリードの加工方法は下記の動画が参考になります。
3一般的に使用されるねじのピッチはJIS規格になっています。 トルクスの「A寸法」は工具側の規格値で、製品の実寸と完全に一致するものではありません。
5締め付けトルクの誤差を小さくすることは比較的簡単です。