コーヒーが冷めないうちにのレビュー・感想・評価

ああいうややこしいやり方をしないとその当時を乗り切れなかったかもしれませんが、そこだけ見終わってしばらくして気になりました。テレビドラマ『アンナチュラル』を手がけた塚原あゆ子監督の劇場デビュー作ということで、ドラマファンだった方も、ぜひ劇場に足を運び、見てほしいですね。

コーヒーが冷めないうちに

その頑丈さに感動した計は、17歳にして初めて恋に落ち、そして3年間の交際を経て結婚、計が20歳、流が26歳でのことでした。

ドラマの方がもっと丁寧に書けただろうし、視聴者受けも良かったと思う。川口俊和さんが書いた『コーヒーが冷めないうちに』を原作で読んだ方も、あるいは、有村架純さんが主演する映画で見た方もいらっしゃることと思います。

実家には居場所がないと言います。常連客のため、その時はツケで帰っていく。

そしてワンピースの女が席を立ったのを確認すると、10年後の未来で子供がどうしているのかを見たいとタイムスリップを決意する。

未来ちゃんがコーヒーが入れてくれて数は過去に戻れるのでした。特に、アルツハイマーになった妻の物語が素敵でした。まだ訪れていない時間である未来は、いくらでも変えることができるという、強いメッセージが込められています。

過去を変えられないというルールがあるので、タイムトラベル者には分類できない気はします。原作を読んだ方も映画を観た方もこれを機会にもう片方の作品鑑賞を検討してみてください。コーヒーが冷めないうちにを読んだ読書感想物語は、シリアスでファンタジックに進んでいきます。

「4回泣ける」という触れ込みのもと、売上65万部を突破するなど口コミでじわじわ人気が広がっています。