【獣医師監修】犬の膵炎はどんな病気？症状や原因、治療費・治療法なども紹介！

原因として多いと考えられているのは細菌からの感染。犬の膵炎の検査方法まず最初に、犬の食事内容や嘔吐の様子などを問診し、膵炎の特徴的な症状が確認できた場合、血液検査や血液化学検査で膵酵素量を測定し、さらに併せて超音波検査とレントゲン検査などを用いて、他の消化器疾患との区別も行い、膵臓癌などの可能性なども踏まえながら総合的な判定を実施します。

犬の膵炎の症状や原因がわかる！治療法や食事、致死率と完治について

膵炎は治る病気なの？膵炎は早期に発見でき、症状が軽いうちに適切な治療をすることができれば、また元気に暮らせるようになる病気です。循環血液量を確保するための輸液療法、嘔吐を抑える制吐剤や制酸剤の投与、激しい腹痛を和らげる鎮痛消炎剤、膵臓の酵素が活性化するのを抑える蛋白分解酵素阻害剤の投与などです。

犬の膵炎の初期～末期症状や治療法、予防する方法まで

自分で治療食を手作りする飼い主さんも多いようです。

犬の急性膵炎｜原因と症状から診断と治療まで

他に炎症による腸管の腫大や胃腸の運動性低下の有無を確認することができます。

犬の膵炎（すいえん）の症状、原因や治療方法を獣医がアドバイス

急性膵炎と似た症状が、断続的に続くというのが慢性膵炎のポイントです。犬の膵炎におすすめな食事は？膵臓に負担をかけないためには、何よりも低脂肪なことが大事！専用の療法食も販売されているので、病院ではそれを入院しているときに与えることがほとんどです。犬の膵炎の治療方法犬の膵炎の治療方法としては、まず最初に炎症を起こしている膵臓を休ませることが大切であり、このため絶食がよく行われます。

犬の膵炎の症状や原因がわかる！治療法や食事、致死率と完治について

膵臓には、「消化酵素を出して食物を分解する働き」と、「ホルモンを分泌して血糖値を調節する働き」があります。組織生検などの検査を行います。

犬の膵炎（すい炎、膵臓炎、すい臓炎）

しかし、炎症が膵臓だけにとどまらない重度の急性膵炎の場合には、全身性炎症反応症候群（ SIRS）、多臓器不全症候群（ MODS）、ショック、急性腎不全、播種性血管内凝固（ DIC）などの重篤な合併症を引き起こし、死に至る危険性もあります。味が薄めなので食べない子も多い療法食ですが、最近は療法食でも美味しいものが多数開発されています。「遺伝」膵炎は遺伝的要因も関与すると考えられています。