大政奉還とは？簡単にわかりやすく説明！廃藩置県・版籍奉還との違い

その中に、天下の政権を幕府から朝廷へ返す大政奉還が盛り込まれていました。実際にこの後、諸外国に対し新潟の開港の延期、ロシアとの条約改定は幕府名義で行われております。

大政奉還とは

三職は、総裁、議定、参与を言いますが、すぐに太政官制度に移行しています。戊辰戦争が終わったことで、ようやく明治新政府は日本国内の統治に乗り出すことが可能になったわけですね。 10月3日、土佐藩は単独で大政奉還の建白書を藩主・山内豊範を通じ将軍・徳川慶喜に提出した。

つまり冒頭の問題の答えは以下となります。

大政奉還は、当時の徳川幕府の15代征夷大将軍であった徳川慶喜が、朝廷天皇に対して今でいう政権を返上したことを言います。

そしてこれで、収まっていれば、会津の白虎隊の悲劇が、少なくとも起こらなかったことに、かなりモヤモヤしてしまいました。 1869年の戊辰戦争終結後に謹慎を解かれると、家康が隠居後に住んだ駿府改め静岡に移住し、政治的野心を持たないまま趣味に没頭し、地元の人から『ケイキ様』と呼ばれて親しまれました。

大政奉還が行われた直後、明治新政府は「王政復古の大号令」を出して、「今後は政治は永久に天皇が直接行うので、幕府のようなものは絶対に認めない」という宣言をしてしまうのです。

江戸時代になってからは幕府が朝廷から宣下を受けて政治を任されるという理論で体制が形成されていきます。