その分だけ、台湾防衛に必要な巡航ミサイルが減るのです。 ヨシハラ 中国の狙いはまず低い次元からみると、南シナ海に海軍拠点を確立することでインド洋など他の海域にまで軍事パワーを投射できる戦略的優位を築くことです。
1しかも執筆者がトシ・ヨシハラという、米国の人民解放軍研究の泰斗だったため、その衝撃の度合いは強かった。 ヨシハラ はい、中国の海洋上の主権防衛作戦のための艦艇です。
17過去10年間、中国海軍は艦隊の規模、総トン数、火力などで海自を追い抜いた。 フェア• Naval War College)で戦略担当教授を務めた軍事専門家であるトシ・ヨシハラ氏が執筆したものだが、このなかでヨシハラ氏は、『過去10年間で中国海軍は艦隊の規模、総トン数、火力等の重要な戦力において海上自衛隊を追い越した』と指摘し、中国の指導者は、中国海軍の方が優位であるという見通しのもと、日本との局地的な海洋紛争において攻撃的な戦略を採用するだろうと警告を発している」 1. 海上保安庁の船が尖閣諸島海域に侵入する中国海警局の船を銃撃し、その後、中国海軍が日本側を攻撃 2. 日本に決意を求められている」 【提言】 「日本は中国とどう対峙すべきか」 「の陸上に日本の存在を」 これは今までの戦術と大きな変更だ。 特に注目したい記述は、1)「中国の政治家や海軍指揮官たちは、数量的優位がそのまま海軍の強さの指標と思い込み、過度な自信に溢れ、攻撃的な戦略を採用したい欲望にかられていること」、2)「1894年の日清戦争の敗戦、その後のアメリカによるアジア覇権を、「中国夢」を阻止した原因であると振り返り、歴史的事実に悔恨の念を抱いていること」3)「日本の宗谷、対馬、大隅、宮古などの国際海峡および第一列島線の存在によって各種作戦行動が制約を受けると認識していること」などである。
目次 第一章 トシ・ヨシハラ論文の衝撃 第二章 トシ・ヨシハラ論文に対する分析・評価 第三章 中国の核戦力と核電磁波パルスの脅威 第四章 航空戦力の比較 第五章 宇宙戦戦力の比較 第六章 サイバー戦能力の比較 第七章 AIの軍事利用 第八章 日中戦力比較の総括と日本の安全保障への提言 元富士通システム統合研究所安全保障研究所長、元ハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー、元陸上自衛隊東部方面総監。 中国海軍は、非対称なゲリラ戦略を採り、遠征能力を有した外洋海軍となって、縦深防御の作戦を採ろうとしている。
11また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc. 31 ワシントンの安全保障研究機関「戦略予算評価センター」(CSBA)が「日本の海洋パワーに対する中国の見解」と題する調査報告書を作成した。 そういう状態でこういう事が起きたときどうするんだということを突きつけられている。 その中で同氏は、「中国政府が、海軍や海警 海上保安庁に相当 、漁船、メディアなど多様な手段を用いて、日本の抵抗力を弱め、日本政府の『尖閣諸島の領有権問題は存在しない』という主張を崩しつつある」という趣旨を述べている。
13トシ・ヨシハラ教授は、『太平洋の赤い星』では中国の軍事、とりわけ海軍に焦点を当てていましたが、シーパワーをより広範な視点で捉える必要を訴えながら、非軍事アクターに対する研究を進めています。 専門はアジア太平洋地域における安全保障問題。 Strategy in the Second Nuclear Age: Power, Ambition, and the Ultimate Weapon Georgetown University Press, 2012 Toshi Yoshihara and James R. なお、ヨシハラ博士は、今年の7月17日付で教授に昇進されました。
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