傾斜した台に貼り付けた生地の上に、版を置いてその上からスキージで色のりを刷り、横にずれてまた刷る、という作業を延々と繰り返す。 東男に京女、と紹介された昔懐かしの肌着屋さん。
6染料を混ぜる分量を打ち込めば使いたい色に調合される。 四条大橋の東側にあるレストラン菊水。 歌舞伎役者、片岡仁左衛門さんのご親戚のお店だそうです。
9西田染工。 もともと皆川明はものをつくるアトリエと、それを売るショップが隣り合っていることを大切にしてきましたが、今ではミシンが置かれてその音が聞こえてくる空間をショップ内に残しているのは、ここ京都しかありません。 「皆川さんから求められるものは非常に高く、普段のやり方を超えていかないと要望されているものはできません。
乾いたら次の版を上から刷る。
デザイナー・皆川明はそうした考え方で一貫しています。 4階の店舗には「ラボラトリィ」という部屋があって、ミシンが置いてあり、残布を使ったパッチワークバッグの制作などされています。 この井戸水を相手に飲ませると縁が切れる、呪いがかかると信じられていたが、現在では井戸に金網がかぶせてある。
6また、歴史が深いイギリスにも今だに階級社会があるように、長らく都が置かれていた京都にもそういった序列を重んじる、あるいは無意識に「よそ者」として判別してしまう感覚が備わっているとしても不思議ではありません。
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