一般的な人工股関節置換術を受けた患者様は、 以前は約3~6週間程度の入院が必要でしたが、これらMIS法では、約10日~2週間に短縮されており、早期の社会復帰が可能となっています。 特発性は大腿骨頭の血行が阻害されて骨壊死を生じ、骨頭の陥没、変形、破壊を来す疾患ですが、原因はよくわかっていません。
1京都大学では600例を超える再置換手術をこれまで行っており、安全に手術が行える体制を整えています。 人工関節術後に様々な問題が生じた場合入れ替え術を行うことになりますが、入れ換え術は何度も行うことができません。 当院の大腿骨頭壊死の手術方法 骨切り術 骨切り術は壊死を免れた健常な関節面を荷重部(体重がかかる部分)に移動させて股関節機能を回復させる手術です。
14当院では、術翌日より積極的にリハビリを行い、歩行機能の回復に応じて早期の退院を許可しております。 骨盤側の人工臼蓋(カップ)にも主としてセメントを使用する機種を用いていますが、骨頭と関節をつくる高分子ポリエチレンの部には従来のものより摩耗が少なく、良好な長期成績が期待できるように加工された超高分子ポリエチレン(Highly Cross-linked Polyethylene)を使用しています。
15この公費負担制度は身体障害者手帳の交付対象となった病気にしか適応されませんのでご了解ください。 ただこの病気を引き起こす 可能性のある原因として考えられるのは、 お酒の飲みすぎや ステロイドの服用などです。
4治療 検査は単純X線、MRI、CT、骨シンチグラムなどが用いられます。 MIS とは Minimum invasive 又は Minimum incision Surgery の各単語の頭文字を用いた表現で、新しい手術でもなければ、人工関節の成績を良くする手術でもありません。