〔参考文献〕 Geckler RW et al. つまり、この喀痰検査の所見からは ・ 喀痰がしっかりとした条件で採取されたのにも関わらずこの像が確認されていること(口腔内の通過菌の存在が低いこと)があれば見たままの所見で捉えることが出来る。 低倍率x100で検鏡した1視野当りの細胞数、即ち病変部白血球 好中球 と口腔内扁平上皮の数がどれだけ有るか、検体としての"質"を評価することで、【扁平上皮細胞が多く見られる場合は検体には適さず、好中球が多数みられる検体は下気道の炎症部分に由来しているとみられ、検査に適した検体と成ります】。 その使い方。
14つまり喀痰が出る原因は、ばい菌だけではないのです。 漿液性でも細菌性のことがあり得る。 傷ついた気道表面• それでは、タバコを吸ってる人は何で痰が出続けるのでしょうか? 実は体がタバコの煙を嫌がって、 痰としてタバコの物質を外に出し続けているのです。
18膿性や漿液性の痰を主訴に肺癌を見つかった人も大勢います。 当ホームページ「グラム染色 Gram Stain 」を少し巡回された方はすぐに気づかれたとは思うが、マニアックなグラム染色像もふんだんに盛り込み、それぞれの菌についてはこころを込めてたくさんのポイントやトリビアを参考文献を付して提示した。
2そのため、 「黄色の痰だから細菌性だよ、ばい菌やっつける薬を使おう」 「さらさらした痰だからウィルス性だよ、様子見てて大丈夫」と 痰の性状だけで決めつけはかなり危険です。 と分類はしていても、 確定はできないことが記載されています。
19咳や鼻水と並んで、痰は辛い症状のひとつだと思います。 J Clin Microbiol 6 : 396~399, 1977. グループ6はその他。 他に血痰が出る原因としては、• 例えば、病気が血管を傷つけて漏れ出ていることがあります。
喀痰は唾液様から膿性痰まで品質にばらつきが大きいため、粘性部分と膿性部分の割合を品質基準とした「Miller & Jonesの分類」が用いられ、膿性の場合は検査に適し、良質と判定される( )。 肺水腫 血痰 痰の中に血が混じる 点状、線状、 泡状色々あり• グループ6は白血球も扁平上皮も少ないので評価不能。
1