単純にいうとグローバル化やIT化など、目下の日本社会を激変させている事象について、佐伯さんは究極的には「新しいものではない」と考えている。 千年に一度の大災害に直面し、躁鬱状態になっている日本人を前にして、筆者は吉本の言葉を生きていく縁として日々を過ごしました。 政府給費留学生として、フランス・ に学ぶ(専攻:国際日本学)。
著者はかつて福島第一原発の事故を受け、避難生活を余儀なくされました。 二〇二〇年が没後五十年となる小説家・三島由紀夫が、東大の学生と討論している映像(一九六九年五月)を観たことがある人もいるかもしれません。 否応なく関係を迫られる大国アメリカ。
19人々が空気のように豊かさをむさぼり吸っている傍らで、三島由紀夫はひとり立ち尽くし、口を覆っていたのである。 たとえば「関係の絶対性」という難解でしられる概念も、彼の戦争体験にじっくりつき合うと、すっきりと理解できました。 私も先崎さんも広い意味での歴史研究者になるわけですが、歴史を振り返るときよく話題になるのが「画期」の問題です。
12今夜は萩生田文部科学大臣、教育問題にも造詣が深い日本大学教授の先崎彰容さんをお招きして、コロナ禍後の教育について論じました。
もし日本人の日本人らしさが「豊かさ」にあるとしよう。 ではそれを失ったらどうなるのか? 他国がより安い製品を作れば失われてしまう、そんな場当たり的な価値観を「日本人らしさ」の基準にしていいのか。
この著作の原点には、吉本自身の敗戦体験という切実な問題意識があります。
今回、「NHK100分de名著」で、彼の主著である『共同幻想論』を読むことによって、発刊当時の衝撃をしる読者にも再入門してもらうと同時に、戦争体験も一九六八年の熱気もしらない世代、SNSでの関係性が当然となった現代に生きる若い世代にも、吉本隆明の思想に入門してもらうことを願っています。 明治期の保守思想がもつ可能性をしっかりと主張する。 「天皇」は、ふだんは心の奥深くに潜んでいるが、時代の節目になると顕在化し、大きな存在感を示す。
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