なぜなら「采配」は元々戦場で大将が使用していた道具なので、「バットを振る」「旗を振る」のように「振るう」という言い方はしないからです。 あまり見聞きする言葉でもありませんが、アパートの管理を差配されている人が、一般的には 「管理人」と呼ばれると言えば分かりやすいでしょう。
7これら辞書の意味を踏まえると リーダーとは「タイミングや方向性を判断する人」、 マネージャとは「組織が機能するための段取りをする人」 といえるのではないでしょうか。 5-1.ご高配を賜りたく(頂きたく存じます) 「ご高配を賜りたく存じます」という文章は お願いのビジネスメールでよく出てくるフレーズです。 一般的にはリーダーシップとは、リーダーが持つ能力と思われていますが、 リーダーだけがリーダーシップを持つわけではなく、 リーダー以外のメンバーも持っていて良い、 持っていれば尚更チームがうまく機能するものと言えるでしょう。
12これらの例文からも分かる通り、主に目上の立場の人、会社に対して使われます。 (流通用語辞典より) つまり、チームのメンバーを強制的に働かせるといったことではなく、 自発的に活動に参加してもらう 目的を達成に向かって努力するよう促す メンバー同士が良い関係を保つようにする といった要素がリーダシップと言えます。
6一番上の文は手紙やメールの文頭に用いられる言葉としてはとてもポピュラーな決まり文句です。 正直なところ、それまで差配という言葉をよく知りませんでした。
もし、「ご高配賜ります」という文章がへりくだり過ぎと感じた時は、「ご高配下さります」と、少し柔かい感じにすると丁度良いでしょう。 命令するという意味の「order」より公式的な命令の意味が強いため、形式ばった言い方になります。 「采配を振るう」という使い方が多いですが、こちらは既に手に持っている状態で、振って指揮することが表現された使い方になっています。
13これは、この時代には狩野派が障壁画制作全体を差配するのではなく、各派の絵師が修理職奉行と直接交渉できるようになったことも影響している。 以前、仕事で付き合いのあった人から 「うちの上司は『 差配 ( さはい )』という言葉を良く使う」という話を聞いたことがあります。
そして、信長は、将軍に代わって「天下」を差配する「天下人」となった。 例:Your consideration or kindness、support would be really appreciated. 両親も兄嫁もいなくとも、小谷家には屋敷内を差配する心利いた奉公人が残っているらしく、出て来る馳走はいずれも心のこもったうまいものばかりだった。 そのため「采配を振るう」は間違いではありませんが、本来の正しい言い方は「采配を振る」ということを覚えておきましょう。
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