神戸山口組の分裂・対立続く…処分通達でも山健・中田組長に先手を取られて

早い話、分裂の原因をつくったのも、分裂の終熄役を期待されるのも髙山若頭なのだ。去年10月、髙山若頭が出所する８日前、弘道会系の組員・丸山俊夫がカメラマンを装い、神戸市花隈町の山健組事務所横で山健組系の部屋住み組員二人を射殺した。

全国で銃撃事件が発生する「山口組分裂抗争」の行方

これも真意は自分の命を保証してくれと頼む「命乞い」だったとされる。衝撃の一報が駆け巡ったのは7月9日のことだった。その後、三つ巴になった山口組は切り崩し工作、抗争を経て2019年六代目山口組高山若頭が府中刑務所から出所するも出所前から神戸山口組と六代目山口組の抗争は激化、高山若頭が出所後には更に抗争が激化し高山若頭は六代目山口組の内部人事を刷新し2019年任侠山口組を山口組の名前取らせたとされ任侠山口組は「絆會」へ名称変更し2020年4月絆會は警察に解散届を出す事となる。

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また六代目山口組の戦力の中心である弘道会若頭をそれまでの中野寿城としきから野内正博に替えた。

神戸山口組「井上組長」が下した「山健・中田組長」への処分にみた「愛」

それは、中田組長逮捕から6日後となる9日、中田組長の逃走用のバイクを用意したとして殺人未遂容疑で逮捕された4人の容疑者の証言などを指すのかと思われていたのだが、そうではないというのである。ほどなくこのことは六代目山口組で慣習化し、直系組長たちは、神戸のホテルが暴力団の宿泊を拒否したため、やむを得ず自分用の宿舎を手当てするハメになった。野内は若いころ髙山若頭に引き取られ、育てられた経歴を持つとか。

神戸山口組の分裂・対立続く…処分通達でも山健・中田組長に先手を取られて

中野若頭としても平和裡へいわりに山健組を復縁・回収できたら上出来と考えたはずだが、髙山若頭はこれをぬるいと感じたのだろう。昭和52年頃、初代・山健組傘下組織で渡世入りした。組の上に乗って贅沢三昧するのは大間違いだ。

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同年、四代目健竜会井上邦雄会長の盃を受け直し、同会若頭補佐に抜擢。

中田浩司

現在に至る。「分裂騒動があっても即座に絶縁にしなかったのは理解できる」「今回の処分には井上組長の中田組長に対する愛を感じました。