あとは『元入金』と[事業主借』の どちらの帳簿に記入するのかが違ってくるくらいです。 事業が好調でも、同時に事業主個人の生活が派手な場合は、翌期の元入金は少なくなるわけです。 これを上記の事業用口座から、仮に 50万円出金した場合、以下の仕訳が発生します。
1元入金は、他の科目との差引によって計算されるので、期中に使用することがないことから「計算方法や仕訳方法について、分からない」という方も多いのではないでしょうか。 内訳は 現金のまま 10,000円 預金口座に 10,000円 です。
10開業時、事業用のお金として用意していた100万円を事業用口座に振り込んだときの仕訳例は、以下のとおりです。 下図:【個人事業主】 これに対し法人税の計算は、損益計算書の利益から税金計算のための所得金額を別に計算します。 2 元入金の特徴:利益の積み上げ 元入金は個人事業主やフリーランスが開業するときの事業資金に充てるものであると前述しましたが、昨今、仕事環境の変化により、フリーランスとよばれる業種では開業資金は少額で済むケースも多くなっています。
15例えば、個人事業主として在宅WEBライターになる場合、極論、パソコンとプリンターさえあれば、何とか事業を始められます。
ただ、元入金を記載する貸借対照表を確認すると、損益勘定は青色申告特別控除前の所得金額で、事業主借や事業主貸は 相殺せずそのままの金額を記載するようになっています。 先ほどの例で言えば、最初に用意した150万円が「今期の元入金」であれ「事業主借」であれ、 翌期の元入金の金額に違いはないわけです。
2会計の仕組み マイナスになる可能性あり。 資本金は増資または減資を行った場合に限り変動します。 元入金は個人事業主のみが使用する勘定科目で、法人でいうところの資本金にあたります。
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